アンコール メンテナンス☆
2012年 05月 20日
アンコールは、アメリカのバーモントキャスティングス社の代表的な薪ストーブです。

アンコールのキャタリティックコンバスター(触媒)のメンテナンスをご紹介いたします。既に他のブログでも書かせていただいているので、ざざっと書いてみます。

まずは指で示しているアンダイアンを外します。7/16か11mmのソケットレンチで外します。

次は、スロートフードを外します。手前にスイングさせて左右どちらかにスライドさせて外します。


ロアーファイヤーバックを外すために、指で示しているクサビを下からハンマーでコンコン叩いて外します。クサビは左右にあります。

ファイヤーバックの上部を手前に引くと倒れて外れます。かなり重たいので注意が必要です。本体がホーローの場合は、ぶつけて割らないように入口の周りを養生をすると取り出しやすいです。

指で示している部分がセラミックボックスのフタです。両手でそぉ~っと引くと外れてきます。


すると、キャタリティックコンバスターの登場です。この部分もそぉーっと引っ張り出します。特にハニカム状のセラミック部分はもろいので注意が必要です。灰が積もっているので刷毛などできれいにします。ご使用の状態、頻度にもよりますが、ハニカム部分がボロボロだったり、3~4シーズンでの交換をおすすめします。


コンバスターが入っていた部分の灰も取り除きます。セラミックボックスは麩菓子みたいな感じなので、そぉ~っと扱ってください。

次は、この部分を外します。左右にあります。(ヒートデフレクター)

セラミックボックスの中はトンネルになっていて、そこにも灰や劣化したセラミックが堆積しているので慎重に吸引します。

吸引後のトンネル部分です。赤い矢印の突起は2次空気サーモスタットです。

キャタリティックコンバスターを元の位置に戻したら、ロアーファイヤーバックを戻すために指で示している溝をきれいに掃除します。セメントが残っていたりすると手こずります。後は、外した手順と逆の手順で組んでいきます。ロアーファイヤーバックがきっちり収まっていないと、スロートフードが入らないので注意してください。


フロントドアが少し傾いているので調整します。

この部分を外します。

銀色のドアヒンジピンが上下にあるので、これをいじって微調整します。

こんな感じです(∩_∩)v

1年に1度の煙突掃除をおすすめ致します。
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